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07/25

近世信濃庶民生活誌

Category : 社長より
 先日、九州・大分のお客様よりネット注文がありました。
江戸時代後期に信州の森村の中条唯七郎という人が大分を訪れていたことを唯七郎が記した「九州道中日記」で知り、その記録の正確さに感心し、その人物に大変興味を覚えた、というコメントを付して、「信州あんずの里・近世信濃庶民生活誌」のご注文でした。早速送付したところ、到着のメールをいただきました。信州の片田舎の一名主が、当時黒船来航を知り、長崎の出島にまで訪れたことなど私生活以外の内外緒情報に対する好奇心の旺盛さに驚嘆したとのことです。
ヴィビッドでグローバルな唯七郎さんをしのんで、冷たいビールで乾杯!


近世信濃庶民生活誌-信州あんずの里名主の見たこと聞いたこと-
青木美智男監修 川上真理・木村涼・齋藤智志・中村芙美子編集 ゆまに書房(2008/1) 4410円
江戸後期生きた信濃国埴科郡森村(現千曲市森)の名主、文人であった中条唯七郎が残した見聞録集成。
近世後期の北信州の生活や文化、養蚕業をはじめとする経済活動の広がりと急激な社会の変化、そして迫り来る外国船渡来情報までを歴史的な流れのなかで豊かに描き出してくれる。
詠みにくい日記を翻訳しさらに現代語訳と解説付き。

この書と同時期の中山道馬籠宿を舞台として描かれた「夜明け前」(島崎藤村)もあわせて読むとさらに面白いかもしれません。

こちらもおすすめ
杏花の里―信州・森のあんず―
監修・横島章 銀河書房刊(1984) 1680円
 

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