千曲川大紀行
謹啓 新緑の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、ふるさと信州を地域ごとに徹底的に掘り下げ、読みやすい文章と豊富な写真で紹介する「信州の大紀行シリーズ」が、一草舎より刊行開始となって評判を呼んでおります。「安曇野大紀行」「木曽路大紀行」に続き、第3弾にあたる『千曲川大紀行』(6700円)が発刊いたしました。
この巻は、私たち千曲市民にとって非常に関係が深いので、早速ご案内申し上げる次第です。本書は東信から北信にかけての千曲川流域を、さまざまな角度から見つめ直そうとするもので、各分野の専門家により、千曲川の風土や文化、民話や伝説、絵図、洪水、通運、戦乱、信仰、自然環境など全14章の充実した内容が盛り込まれております。
さらに序文では、作曲家のいではく氏、作家の井出孫六氏、日本画家の倉島重友氏(千曲市出身)、作家の猪瀬直樹氏などが熱き思いを寄せております。
千曲川は古くから「ちょうま」と呼ばれて親しまれ、私たち千曲市の市名の由来ともなった大河であります。したがって私たち千曲市の住民にとっては、永遠に母なる川であり続けることでしょう。その千曲川の初の大集成ですので、この機会にご一家に一冊、ぜひお備えください。
なお本書は千五百部の限定出版となっております。大変恐縮ですが、お早めにご注文くださいますようお願い申し上げます。
末筆ながら季節の変わり目、ご自愛のほどをお祈り申し上げます。
謹白
第1章 川の思想 水の持つ力 田中 欣一(民俗・日本思想史家)
唱歌「故郷」でうたわれている「かの山」「かの川」は、日本の里山の原風景。県歌に「北に犀川 千曲川、南に木曽川 天竜川」とあるように、信州は<源流の国>でもある。あらゆる角度から「水文化」をさぐる。
第2章 千曲川の風土と河川文化 市川 健夫(東京学芸大学名誉教授)
縄文時代から人が定着。『万葉集』で「知具麻河」と記されて以来、「千隈川」「筑摩川」「筑摩河」と転変。沿岸には五つの盆地があり、豊かな産業を生み出した。
第3章 千曲川の民話伝説 高橋忠治(児童文学者・詩人)
千曲川の民話伝説の中から、十余編を紹介。「小泉小太郎伝説」や海を求めて小海までのぼってきた「夫婦クジラの話」などなど……。
第4章 千曲川流域の遺跡と信仰 宮下 健司(長野県立歴史館総合情報課長)
千曲川の流域に点在する遺跡から、古代人の信仰の姿を見る。
第5章 千曲川の絵図を読む 滝澤 公男(千曲市文化財審議委員)
千曲川は数年に一度大洪水をおこし、そのたびに川筋が大きく変る。村絵図に見る災害史。
第6章 千曲川の大洪水 黒岩 範臣(元信濃毎日新聞編集委員)
千曲川の大洪水は「戊の満水」(死者2800名)を筆頭に、数知れない。当時の文書や証言から、その実態にせまる。城主が舟で避難した松代城。屋根に乗って小布施まで流された長野市の人びと……。
第7章 千曲川の渡し舟と通舟 古川 貞雄(元長野市誌編纂主任)
千曲川は最上流では橋が架けられ、佐久平より下流は渡し舟。商売で物を運ぶのは通船。さまざまな舟運の話。
第8章 千曲川をめぐる中世戦乱史 村石 正行(長野県立歴史館専門主事学芸員)
千曲川沿岸の合戦史。佐久、小諸、上田、長野、中野、飯山等々での合戦を詳しくつづる。「川中島合戦」での信濃武士の活躍も詳述。
第9章 千曲川の文学 東 栄蔵(文芸評論家)
島崎藤村の『破戒』をつぶさに読み解く。明治時代の千曲川沿岸の人びとの暮らしや考え方などに迫る。
第10章 千曲川の自然と野鳥 中村浩志(信州大学教育学部教授)
千曲川の自然環境のなかで生きる鳥たちを紹介。水辺の鳥、季節の鳥、渡りの鳥など。
第11章 千曲川の魚たち 長田 健(長野県水辺環境保全研究会事務局長)
千曲川に生息する魚を、上流、中流、下流と紹介。近年は移入魚や帰化魚などが問題。また、キンギョやニシキゴイなどのペットの放流も多く、いまや在来魚は、全体の37%だという。
第12章 千曲川中流域の漁労 浅野井 坦(長野県文化財保護指導委員)
千曲川では専業魚家はわずかではあるが、その漁法は多彩。投網、仕掛け、カジカ採り、投げ針、やな漁など、克明に披露。
第13章 水への祈り 滝澤 公男(千曲市文化財審議委員)
千曲川流域には上流から下流まで、多くの祠がある。いずれも水神で、村の安全を祈願して建てられたもの。水の恵みと畏れについて語る。
さて、ふるさと信州を地域ごとに徹底的に掘り下げ、読みやすい文章と豊富な写真で紹介する「信州の大紀行シリーズ」が、一草舎より刊行開始となって評判を呼んでおります。「安曇野大紀行」「木曽路大紀行」に続き、第3弾にあたる『千曲川大紀行』(6700円)が発刊いたしました。
この巻は、私たち千曲市民にとって非常に関係が深いので、早速ご案内申し上げる次第です。本書は東信から北信にかけての千曲川流域を、さまざまな角度から見つめ直そうとするもので、各分野の専門家により、千曲川の風土や文化、民話や伝説、絵図、洪水、通運、戦乱、信仰、自然環境など全14章の充実した内容が盛り込まれております。
さらに序文では、作曲家のいではく氏、作家の井出孫六氏、日本画家の倉島重友氏(千曲市出身)、作家の猪瀬直樹氏などが熱き思いを寄せております。
千曲川は古くから「ちょうま」と呼ばれて親しまれ、私たち千曲市の市名の由来ともなった大河であります。したがって私たち千曲市の住民にとっては、永遠に母なる川であり続けることでしょう。その千曲川の初の大集成ですので、この機会にご一家に一冊、ぜひお備えください。
なお本書は千五百部の限定出版となっております。大変恐縮ですが、お早めにご注文くださいますようお願い申し上げます。
末筆ながら季節の変わり目、ご自愛のほどをお祈り申し上げます。
謹白
第1章 川の思想 水の持つ力 田中 欣一(民俗・日本思想史家)
唱歌「故郷」でうたわれている「かの山」「かの川」は、日本の里山の原風景。県歌に「北に犀川 千曲川、南に木曽川 天竜川」とあるように、信州は<源流の国>でもある。あらゆる角度から「水文化」をさぐる。
第2章 千曲川の風土と河川文化 市川 健夫(東京学芸大学名誉教授)
縄文時代から人が定着。『万葉集』で「知具麻河」と記されて以来、「千隈川」「筑摩川」「筑摩河」と転変。沿岸には五つの盆地があり、豊かな産業を生み出した。
第3章 千曲川の民話伝説 高橋忠治(児童文学者・詩人)
千曲川の民話伝説の中から、十余編を紹介。「小泉小太郎伝説」や海を求めて小海までのぼってきた「夫婦クジラの話」などなど……。
第4章 千曲川流域の遺跡と信仰 宮下 健司(長野県立歴史館総合情報課長)
千曲川の流域に点在する遺跡から、古代人の信仰の姿を見る。
第5章 千曲川の絵図を読む 滝澤 公男(千曲市文化財審議委員)
千曲川は数年に一度大洪水をおこし、そのたびに川筋が大きく変る。村絵図に見る災害史。
第6章 千曲川の大洪水 黒岩 範臣(元信濃毎日新聞編集委員)
千曲川の大洪水は「戊の満水」(死者2800名)を筆頭に、数知れない。当時の文書や証言から、その実態にせまる。城主が舟で避難した松代城。屋根に乗って小布施まで流された長野市の人びと……。
第7章 千曲川の渡し舟と通舟 古川 貞雄(元長野市誌編纂主任)
千曲川は最上流では橋が架けられ、佐久平より下流は渡し舟。商売で物を運ぶのは通船。さまざまな舟運の話。
第8章 千曲川をめぐる中世戦乱史 村石 正行(長野県立歴史館専門主事学芸員)
千曲川沿岸の合戦史。佐久、小諸、上田、長野、中野、飯山等々での合戦を詳しくつづる。「川中島合戦」での信濃武士の活躍も詳述。
第9章 千曲川の文学 東 栄蔵(文芸評論家)
島崎藤村の『破戒』をつぶさに読み解く。明治時代の千曲川沿岸の人びとの暮らしや考え方などに迫る。
第10章 千曲川の自然と野鳥 中村浩志(信州大学教育学部教授)
千曲川の自然環境のなかで生きる鳥たちを紹介。水辺の鳥、季節の鳥、渡りの鳥など。
第11章 千曲川の魚たち 長田 健(長野県水辺環境保全研究会事務局長)
千曲川に生息する魚を、上流、中流、下流と紹介。近年は移入魚や帰化魚などが問題。また、キンギョやニシキゴイなどのペットの放流も多く、いまや在来魚は、全体の37%だという。
第12章 千曲川中流域の漁労 浅野井 坦(長野県文化財保護指導委員)
千曲川では専業魚家はわずかではあるが、その漁法は多彩。投網、仕掛け、カジカ採り、投げ針、やな漁など、克明に披露。
第13章 水への祈り 滝澤 公男(千曲市文化財審議委員)
千曲川流域には上流から下流まで、多くの祠がある。いずれも水神で、村の安全を祈願して建てられたもの。水の恵みと畏れについて語る。






